美濃焼きを代表する黄瀬戸釉薬のひとつ。艶無の黄瀬戸釉で、細かい茶斑点がみられます。鉄分少なめの白土に施釉し、酸化焼成できれいに発色するので、素地として多治見土や新五斗蒔土がおすすめです。1230℃以下では熔けにくく、表面がガサガサするので1230℃以上の高温焼成に適しています。
比重 50~60
適正温度 1230~1250℃
素焼きのかけらを3秒浸して1mm程度の厚みがつくように、釉薬1kgに対して800~1000ml程水を加えて下さい。水で溶く際には、一気に水を加えるのではなく、少なめに注ぎ、よく混ぜながら徐々に加水するとダマになりにくいです。
写真=
左上・赤土還元 右上・白土還元 左下・赤土酸化 右上・白土酸化