陶芸道具の木材に注目

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突然ですが皆様はどのような陶芸用品をお使いでしょうか?

 陶芸用品にも様々な素材が使われています。その中でも木材というのは身近な素材なのではないかと思います。

陶芸に使用する今回は木材のお話を少しできればと思います。

 陶芸に向いている木材ですが、硬く繊維の密度が高いものが適しています。硬さというのは想像しやすいかと思います。割りばしのような材質でヘラなどを作ってしまっても少し力を掛けただけで曲がり、簡単に折れてしまいます。消耗品ではありますが簡単に壊れられていては仕事にもなりませんし、お財布にも優しくありません。

 次に繊維の密度ですが、これが高いほど木材の表面が滑らかに、水も吸いにくいという事になります。お高い木目のテーブルの天板などにはメープル(楓)が使われているのを見たりします。他には高級なお箸に黒檀が使われたりします。逆に密度が低いと表面が毛羽立ち、吸水性が高くなります。割りばしに料理のにおいが染みつくようなことが起きます。(決して割りばしのことが嫌いなわけではありません)ですので、硬さと密度をそなえた木材が陶芸には向いています。

 お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、それらの木材は希少価値が高い上に加工が困難であるためにヘラやコテ1つで数千円かかってしまう事も稀ではありません。高価ツゲなどが道具の材質では有名かと思います。ツゲの櫛などが挙げられます。現在の市販品の木材も陶芸に向いた木材ですし何より魅力は安価なことです。ただ良い道具を使いたいという憧れは拭えません。

 そこで、見つけてきましたユスベラです。ユスというのはイスの木のことです。非常に硬く密度も高い材質で陶芸道具に向いている木材です。手にしたときの重量感と表面の滑らかさから高級感も漂います。

202118164010.jpeg 自分は右の写真(23番)の物をよくロクロで使っています。一輪挿しなど内側に手の入らないものを作る時に重宝しています。イスの木だから細くても安心な硬さ、丁度いい重量感、粘土との相性は抜群です。そんなユスベラを今回在庫限りの特別価格ボイスオブセラミックスでは販売しております。次回入荷はありませんので是非この機会にお買い求めください。

 同じ形でも少しずつ違うので実際に手に取ってお気に入りを見つけて頂く事をおすすめします。また、このヘラをもとにして自分だけの道具を作るのもおすすめです。

 皆様よい陶芸ライフをお過ごしください。

 

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