コテについて

 

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皆様はろくろ成形をするときにコテって使っていますか?

今回はコテについてお話していこうと思います。

まずはコテなのですが、厚みのある木の板のことです。かまぼこの板なんかでも作れます。

産地によっていろいろなコテがあり見ているだけで楽しいです。九州の方の牛ベラは使い方的にコテでは?と思っています。

コテを使うメリットですが

①粘土を締められる。特に平たい物や大きいものを作る際コテがあると広い面積に均等に力を加えることが出来ます。

平皿の底など締りが悪くて切れてしまった経験のある方はいるのではないでしょうか。手よりも広く硬いのでしっかりと粘土を締めることが出来ます。

②ロクロ目が残らない。最後にスポンジなどで表面のロクロ目を消している方はコテを使えば指あとは残りません。日本では器の内側にあてる内(ウチ)ゴテが主流ですが海外には外(ソト)ゴテもあると聞いたことがあります。ロクロ目が気になる方は一度コテを試してみてもいいかもしれません。

③同じ形を量産できる。これが結構重要で、コテにぴったり粘土が合うように作ると必然的に同じ形になります(均一に粘土がロクロで伸ばせていることが前提ですが…)。量産する場合は1つの器に対して1つ専用のコテがあるというのも珍しくありません。現在の量産の現場でもまだ使われている制作スタイルです。コテに合わせれば毎回計らなくても同じ大きさのものを作ることが出来き、効率よく制作が出来ます。

 

他にもメリットはいくつかありますが大まかに3つあげました。

自分は平皿を作る時に重宝しています。コテがあると簡単に平たい面を作れます。コテなしだとずっと調整、調整です…

コテを使って大まかな形をそろえた後、強めにロクロ目をつけて一つ一つの違いを楽しんだりもしていますね。一つ一つ形は違うんですが、いい感じにまとまるし重ねられます。だってベースは同じ形だから。といったふうにコテを使ったうえで少し崩してあげてもいいのかなと最近思っています。

作るものにあったコテがありますので、まずは実際に使ってみてください。どんな形のコテが自分の制作に向いているのか。道具選びと道具の研究も陶芸の醍醐味ですので、皆様よいコテコテ陶芸ライフを。

 

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